仕事終わりに用事があったため赤坂を歩いていると、背後から「ちょっといいですか?」と話しかけられた。
「キャッチかな?」と思いながら振り返ると綺麗なお姉さん(以下Mさん)が立っていました。
話を聞いてみると、ブライダルの仕事をしていて、「社会人男性が結婚に興味があるか?」など市場調査をアンケートにて行っているそうだ。
時間もあったので「30秒だけください!」の一言でアンケートに回答をした。アンケート内容は「何歳までに結婚したいか?」「プロポーズの場所は?」「プロポーズの言葉は?」などでした。(とても簡素な内容でした。)結婚願望がない私は申し訳ない気持ちになりながら「そろそろ結婚を考えださないと、と思ってたんですよ」と話を合わせていた。
話に夢中になっていたので、全然アンケートの手が進まず、ほとんど回答をかけていなかったがとりあえず先に名前や電話番号を書き、住所を書こうとしたところで「住所は書かないで大丈夫ですよ」と言われ、アンケートは回収され、そこでMさんとは別れた。
問題はこの後だった。
その日の22時頃に知らない電話番号から着信があった。着信時には気づかず、迷惑電話だろうと思っていた。しかし翌日も同じ時間に同じ電話番号から着信があった。「仕事の電話かも…」と思い電話に出てみるとお察しの通りMさんからだった。
要件としてはアンケートに回答していただいてありがとうございましたというお礼の電話だった。悪い気もしなかったのでそのまま30分世間話などをして電話は終わった。よくよく会話を思い出してみると「彼女はいるのか?」「モテそう」「遊んでそう」などと好印象な話だったと思い、「モテキでも来たのか⁉︎」と考えていた。
そんなことを考えてたが、もう会うこともないだろうと寂しく思っていると、後日また同じ時間に着信があった。正直これは脈アリでは?と思いながら電話を取った。
前回と同様に世間話が繰り広げられていたが風向きが変わったと感じたのはお姉さんの一言からだった。
「よければお店に来ていただけませんか?」と…
銀座にお店があり、結婚について男性へお話をしていて、また、男性向けの貴金属も取り扱っているとのこと。アンケートの際に聞いたがお店の名前を思い出せず、話をつづけながらGoogle先生で「銀座 ブライダル」と検索をかけると「銀座 ブライダル アンケート」というワードが出てきた。
「おっと?」と思って検索してみるとなんと私と同じ状況に陥って、アンケートをしてきた方と付き合いたいという悩みを抱えているという記事を見つけました。
そしてやっと全てがつながりました。セールスだ…と。
そこからは、「お店に来てくれないか?」「土日は暇ではないのか?」「平日の仕事は何時に終わるのか?」など、なんとしてもお店に来てほしいという圧を強く感じました。今月は忙しく直近でお店行くのは難しいとやんわり断り電話を切った。
身なりの綺麗な女性が男性に声をかけ仲良くなってからお店に呼び、商品を買わせるという手口は実は「デート商法」というそうだ。これは2010年頃には既にあったようでネットでも多く記事が出てきました。
一般的な男性なら綺麗な女性から話しかけられたら悪い気持ちはしないものです。そして自分のことを褒めてくれる人はもっと話していたいという気持ちにさせられてしまいます。
昔、ティッシュ配りのバイトの時の辛かった思い出から、話しかけてくれた人には出来る限り丁寧な対応をするというモットーが仇となりました。
うまい話には裏がある。人を疑うのはあまりよろしくないですが、上手くいきすぎてると感じている時は一度俯瞰して状況を把握してください。
絶対買わないという固い意志があるなら良いですが、断りきれないかもという不安がある方は絶対にお店に行かないようにしてください。
今回は自分への戒めと注意喚起のために今回の記事を書いてみました。
女性にも同じような形でイケメンがアンケートをしてくるというパターンもあるみたいなので皆さんも十分にお気をつけてください。
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